マンションの鍵交換を定期的にし、実現できる防犯性

ピッキングが簡単だと言われているディスクシリンダーですが、どれだけ簡単かというと会場までに10秒も掛かりません。
鍵穴の下方に入るだけの板を入れ、後は細い棒を差し込むだけです。
中にはディスク、つまり金属製の板が入っており、その中に穴が開いて、ディスクの位置を鍵で上下に移動させることによって開けられる仕組みになっています。
ピッキングは、ディスクの位置をずらすだけなのです。
全てのディスクシリンダーが解錠が容易なのではなく、もっとも構造が単純なものに限ります。
現在ではディスクを使用していますが、改良されており、ピッキングが困難なもの(ロータリーディスクシリンダー)が市販されています。
この解錠されやすいディスクシリンダー、実はマンションにもっとも使われているのです。
実にその割合は7割にも及んでいます。
構造が単純であるため製造コストが低く抑えられるにも関わらず耐久性が高いため、多用されてきたのでしょう。
現在このディスクシリンダーは、既に出荷停止されています。
1990年頃に防犯性能が低い事が指摘され、2001年頃にはピッキング被害が急増し、そして出荷停止したのです。
ですが、既に建造されたマンションには設置されている可能性が高いです。
ディスクシリンダーの特徴は、鍵穴が竪穴で「く」の逆向きをしています。
また、穴を覗き込むと、ディスクが見えるので、それでも判断ができるでしょう。
そして、恐ろしいことにピッキングされやすいのはこの一種類の製品に留まりません。
実は他にもあり、マンションでは良く使われている製品です。
古いシリンダーは、設置時には防犯性能が高いものであっても、いつしか窃盗団がその開け方を習得してしまうものなのです。
従って、ディスクシリンダーではないからといって安心せず、最新のもので防犯性能が高いものに鍵交換し続けるのがベターでしょう。

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